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FXのpips(ピップス)とは?利益と損失の計算方法を初心者向けに解説|2026年6月版

公開:2026年6月13日文:清香

結論:pips(ピップス)は、為替レートの動きを数えるための最小単位の共通の呼び方です。米ドル/円のような「対円」の通貨ペアでは1pips=0.01円(1銭)。米ドル/円を1,000通貨だけ取引して1pips動くと、損益は10円になります。「円」ではなく「pips」で数えるのは、通貨ペアが違っても値動きの大きさを同じ物差しで比べられるからです。

清香(キラキラFX編集部)
「むずかしい言葉ほど、ふだんの言葉に翻訳する」がモットー。20〜30代の女性が安心してFXの基礎を学べる記事を書いています。
⚠️ はじめに(免責):本記事は情報提供を目的とした解説で、特定の取引や銘柄を推奨するものではありません。FX(外国為替証拠金取引)は為替レートの変動により、預けた証拠金を超える損失(元本割れ)が生じる可能性があります。制度や数値は金融庁・各FX会社の公式情報をご確認のうえ、余裕資金の範囲で判断してください。

そもそもpips(ピップス)とは何ですか?

pipsは「percentage in point(パーセンテージ・イン・ポイント)」の略とされ、為替レートが動く最小の単位を表す世界共通の呼び方です。たとえば米ドル/円が「150.00円」から「150.01円」へ動いたとき、これを「1pips動いた」と表現します。

なぜ「0.01円動いた」と言わずに「1pips」と言うのでしょうか。理由は、通貨ペアごとにレートの桁が違っても、同じ物差しで比べられるからです。米ドル/円もユーロ/米ドルも、最小単位を「1pips」とそろえることで、「今日は20pips動いた」のように値動きの大きさを共通の言葉で語れます。

1pipsは何円?通貨ペアごとの違いは?

1pipsの大きさは、通貨ペアが「対円」か「ドルストレート(円を含まないペア)」かで変わります。基準は次の表のとおりです。

通貨ペアの種類1pipsの大きさ
対円ペア米ドル/円、ユーロ/円0.01円(=1銭)
ドルストレートユーロ/米ドル、ポンド/米ドル0.0001ドル

この記事を読む多くの方が最初に取引するのは米ドル/円などの対円ペアなので、まずは「対円なら1pips=0.01円」だけ覚えれば十分です。

豆知識:国内のFX会社の多くは、1pipsよりさらに細かい0.1pips単位(対円なら小数点以下3桁目)までレートを表示します。「150.005円」のような表示がそれです。0.1pipsは1pipsの10分の1で、スプレッドのわずかな差を比べるときに使われます。

pipsをお金(円)に換算するには?

pipsの値動きを実際の損益(円)に直すには、取引する数量(通貨量)が必要です。計算式はとてもシンプルです。

損益(円)= 動いたpips × 0.01円 × 取引数量

たとえば米ドル/円を1,000通貨だけ取引し、レートが10pips(0.10円)有利な方向へ動いた場合の手順は次のとおりです。

  1. 動いたpipsを確認する … 10pips
  2. 1pipsの金額を掛ける … 10 × 0.01円=0.10円
  3. 取引数量を掛ける … 0.10円 × 1,000通貨=100円

つまり1,000通貨なら「1pips=10円」、1万通貨なら「1pips=100円」が目安です。取引数量が大きいほど、同じ1pipsでも損益の振れ幅は大きくなります。

取引数量(米ドル/円)1pipsあたりの損益10pips動くと
1,000通貨約10円約100円
10,000通貨(1万通貨)約100円約1,000円
100,000通貨(10万通貨)約1,000円約10,000円

ドルストレート(例:ユーロ/米ドル)の場合は1pips=0.0001ドルなので、1万通貨で1pips動くと1ドル。これを円換算するには、そのときの米ドル/円レートを掛けて求めます。

pipsとスプレッドの関係は?

FXの「スプレッド」は、買うときの値段(Ask)と売るときの値段(Bid)の差で、実質的な取引コストです。このスプレッドもpipsで表されます。たとえば「米ドル/円のスプレッドは0.2pips」と書かれていれば、1,000通貨の取引で約2円のコストがかかる、という意味になります(0.2pips × 0.01円 × 1,000通貨=2円)。

つまりpipsは、利益や損失だけでなくコストを比べる物差しでもあります。同じ通貨ペアでもFX会社によってスプレッドの広さは違うので、口座を選ぶときは「pips単位のスプレッド」を見比べると分かりやすいです。

初心者がpipsで間違えやすいポイントは?

つまずきやすいのは次の3点です。先に知っておくと安心です。

💡 リスク管理の視点:pipsは「どれだけ動いたら、いくらの損益になるか」を事前に把握するための道具でもあります。取引前に「何pips逆行したら、いくらの損失になるか」を計算し、許容できる範囲に損切り(逆指値)を置く習慣が、長く続けるコツです。レバレッジをかけると少ないpipsでも損益が大きく動く点にも注意してください。

まとめ:まずは「対円1pips=0.01円」から

pipsは、為替レートの動きを数える共通の単位です。対円ペアなら1pips=0.01円、1,000通貨で1pips動くと約10円。この基準さえ押さえれば、スプレッド(コスト)も損益も同じ物差しで読み解けるようになります。最初は少額・低リスクで、自分の取引が「何pipsで、いくら」になるのかを体感しながら慣れていきましょう。

よくある質問(FAQ)

1pipsは何円ですか?

米ドル/円など「対円」の通貨ペアでは1pips=0.01円(1銭)です。米ドル/円を1,000通貨取引して1pips動くと損益は約10円になります。ユーロ/米ドルなどドルストレートでは1pips=0.0001ドルと単位が異なります(出典:金融先物取引業協会の用語解説等)。

pipsとスプレッドはどう違いますか?

pipsは値動きを数える単位、スプレッドは買値と売値の差額(取引コスト)です。スプレッドは「0.2pips」のようにpipsを使って表されるため、pipsという物差しでコストの大きさを比較できます。

1pipsと0.1pipsの違いは何ですか?

多くの国内FX会社はレートを0.1pips単位(対円なら小数点以下3桁目)まで表示します。0.1pipsは1pipsの10分の1で、スプレッドの細かい差を比べるときに使われます。

FXは少額でも始められますか?

1,000通貨など少額単位に対応した会社を選べば、数千円程度の証拠金から始められる場合もあります。ただしFXは元本割れの可能性があるため、必ず余裕資金で行い、損切りなどのリスク管理を徹底してください。

参考にした一次情報

※レート・スプレッド・取引単位は各FX会社の公式情報が最新です。取引前に必ずご確認ください。

最終更新日:2026年6月13日

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